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2008年6月24日 (火)

統計でははかれない生命の不思議 脳幹出血とくも膜下出血

 数年間ずっと外来に来てくれていた患者さんが、60歳代後半の若さで急に亡くなりました。死因は、脳幹部の脳出血だったそうです。昼寝の後、突然発症し、奥様が発見した時は意識もなく、反応しない状態だったそうです。

 彼は、外来通院中、血圧も120~140mmHg台と安定していたし、肥満や糖尿病もありませんでした。私の夫と同じ、脳幹部の出血性病変という点でも一致した部分があり、なんともいえない悲しみを感じました。

 大きな母集団の統計をとってみれば、生活習慣病の有無やコントロールの良し悪しで、脳卒中や心筋梗塞の発症率に有意差があり、もちろん、その予防や治療が重要だということは十分に分かります。

 しかし、夫とその患者さんは大きなリスクファクターもなかったのに、「なぜなの?」という思いが正直、今でもこみ上げてきます。

 タバコを長期間たくさん吸っていて80歳を過ぎても肺癌にならない人もいれば、1本も吸わないのに20歳台で肺癌で亡くなる人もいます。

 統計学的にははかれない、人間には持って生まれた運命というものがあるのでしょうか・・・

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