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2008年3月 5日 (水)

脳外科医 上山博康先生の素顔 パート1

 今週放送された「主治医のみつかる診療所」に匠の手を持つ脳外科医 上山博康先生が出演されていました。巨大脳動脈瘤に苦しむ患者さんを救うため困難な手術を行う姿が放映され、また脳のスペシャリストとして、ボケずにいつまでも若々しい脳でいるためのアドバイスをなさったりしていました。そんな上山先生の素顔を御紹介しましょう。

 上山先生はパイロットだったお父様や航空機開発の仕事をしていた親戚に影響されて、当初航空工学を目指していました。飛行機を設計するなら東大にトップ合格できるくらいの学力を身に付けなければならないと決意し、特に数学と物理は独学で徹底的に自習したそうです。中学二年生の時点ですでに数学ⅡBまで終わり、期末試験の3次方程式を微分で解いてしまったという逸話があります。

 しかし、航空業界の親戚から直接「政治的な問題で、日本はもう国産旅客機は作れない」と聞かされ、断念せざるを得なくなりました。次の道を模索している時に、雑誌で「交通戦争」が脳外科の社会的意義を説いているのに触れて、医師への方向転換を決心しました。

 また、絵の才能は高校の教師に芸大進学を進められたほど素晴らしく、1984年に上梓した英語の脳動脈瘤手術についての書物では、挿絵のほとんどを自らの手で書き、イラストの出来栄えも世界的な評価を獲得しました。

 釣りはプロ級で、子供の頃からの趣味です。秋田県立脳血管研究所時代には、秋田港での夜釣りの黒鯛にのめり込んだそうです。

 北海道大医学部脳神経外科に入局した頃は、野球チームで4番キャッチャーをつとめていました。入局2年目に、月収の2倍もするポメラニアンを衝動買いし、奥様に叱られたことも・・・でも先生以上に奥様は犬の面倒を見てくれたそうです。優しい理解のある家族に包まれ、だからこそ立派な仕事ができるのだと思います。

 自信に裏打ちされた確かな技術を持ち、日々最善、最大限の努力をする先生を見ていると感心せずにはいられません。手術の腕とともにその広い心と素晴らしい人柄に人間としての大きな魅力があると思います。

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