« ドクターズマガジン 医学部は崩壊する!? | トップページ | 東京マラソン2007 (Tokyo Marathon 2007)エントリー開始! »

2006年6月17日 (土)

慈恵医大青戸病院事件と医龍と川崎病

 2006年6月15日、慈恵医大附属青戸病院でおきた医療過誤事件についての判決が言い渡されました。事件に関わった3医師は執行猶予付きの有罪でした。テレビやインターネット、夕刊などでお粗末な手術について詳しい報道がなされました。私は実際に現場を見たわけではありませんが、ニュースなどが真実であれば、たいへん残念です。そして、病院を受診することがとても空恐ろしくなりました。

 その夜、今話題の医龍をみました。これも大学病院を舞台に繰り広げられる醜い権力闘争がありますが、主人公の演じる天才外科医は患者さんのことを考えて手術をするため好感が持てます。ドラマと言ってしまえばそれまでですが、実際におきてしまった青戸病院の事件とは対照的です。

 このドラマで、現在バチスタの手術を受けている赤ちゃんは冠動脈瘤を持っています。これは川崎病(MCLS)でときどき認められる合併症です。私は川崎病の発見者である川崎富作先生の講演を拝聴したことがあります。先生が最後におっしゃった 「医学に厳しく!、医療に暖かく!」という言葉がふと頭をよぎりました。ちなみに、慈恵医大の建学の精神は「病気を診ずして、病人を診よ!」とのことです。コピーはかなりいいのに・・・

|

« ドクターズマガジン 医学部は崩壊する!? | トップページ | 東京マラソン2007 (Tokyo Marathon 2007)エントリー開始! »

コメント

 doctorpackさん、こんばんは。ご来訪ありがとうございました。先生のブログでパスワードがわからずコメントなしで、TBのみさせていただきました。
 この事件では医師の方も含め、多くの方がいろいろ意見を述べられており、考え方は多種多様だなあと感じています。
 先生のブログにもまた伺います。では、またいらしてくださいね。

投稿: >doctorpackさん | 2006年6月23日 (金) 22時56分

こんばんは。ご訪問&トラバありがとうございました。トラバ返しさせて下さい。

投稿: doctorpack | 2006年6月23日 (金) 22時02分

 Genkokuさん、こんにちは。あなたのブログは一通り読ませていただきました。私は経過について概略は理解できたと思います。(部分的に、経過が不明なところがありましたが・・・。)
 もちろん、あなたが本にしたり、講演をするのに気が乗らないなら、行う必要はないと思います。ただ、あれだけ書かれたのなら、まとめられるといいのにと思ったのです。私がそう思っただけなので、変なプレッシャーになっていたらごめんなさい。
 もし、行うのであれば一通りブログを書いてしまい、加筆・修正すればいいように思います。また、新聞記事や本の紹介は最後にまとめて付録にした方がいいと思います。文章にしなくても、講演者や相談役というのも考えられると思います。

投稿: >Genkokuさん | 2006年6月21日 (水) 17時34分

私のブログの方にコメントを入れてくださった
‘sakiさん’でしょうか?
(違ったら 申し訳ありません)

頂いたご意見の後に お返事の形で書き込みを致しました。
お時間のある時に ご覧下さい。

>あなたの記録は、それらの貴重な参考になると思います。書籍としてまとめられたらいかがでしょうか?

文章がけして得意でない私は その様に大それた事は考えられません。(笑)
暗い題材ですが 一般の方が内容に入りやすいように もう少し上手に書けると
多くの方にこれらの問題を訴えられるのに…と もどかしく思っています。

ブログで 父の様なケースを知っていただく事が、
なかなか積極的にはおこしづらい‘セカンドオピニオン’を実行するきっかけに 少しでもなれたら…、
なによりも、すべての人が、私達家族の様な『被害にあわないように・被害者が出ないように』…と願って書いています。

(自分でも 重くなって…、更新をさぼり気味で 反省しています。)

投稿: Genkoku | 2006年6月21日 (水) 16時25分

 Genkokuさん、ご来訪ありがとうございます。私は医療ドラマが好きでよくみておりますが、白い巨塔などは原作からよくドラマ化できていると思います。(さすがに、時代が違うと医療水準が違うので病気や治療はかえてありますけど・・・)
 私は、今後医療裁判はどんどん増えると予想します。あなたの記録は、それらの貴重な参考になると思います。書籍としてまとめられたらいかがでしょうか?
 あなたのブログを全て読ませていただいた後、またお伺いいたします。最後にお父様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

投稿: >Genkokuさん | 2006年6月20日 (火) 22時42分

はじめまして、トラックバックありがとうございました。
ちょうど以前に川崎富作先生の新聞記事を写した日記がありましたので、
トラックバックしてみました。
(いまひとつ このシステムが良くわからないのですが、たぶん出来ていると思います)

このドラマに限らずドラマのことについて
「現実と一緒にして欲しくない」という意見の人もいますが、
私は 一般の人に医療の問題点に興味を持ってもらう‘入り口’として
ドラマも有意義だと思います。

実際に医療裁判経験者として‘白い巨塔’など 大変良く書かれていると思います。(原作本ですが)
テレビのドラマは…、
辛い経験が思い出されるので‘病院内の風景’や‘白衣’を見るのが嫌で、
見ていないのですが…。


投稿: Genkoku | 2006年6月20日 (火) 15時59分

 先生、早速のご返事ありがとうございます。お仕事忙しいでしょうが、これからも遊びにいらしてくださいね。先生のブログにまた伺います。
 健康に関することも、結構書いていますのでコメント、アドバイスがありましたらよろしくお願いいたします。
 

投稿: >Dr.Iさん | 2006年6月18日 (日) 17時16分

はじめまして。
循環器内科医のDr. Iです。
訪問ありがとうございました。

青戸病院の件に関しては、全くいい訳できませんね。
私も詳しいことは知りませんが、ああいう医師までかばう気はありません。
私は外科じゃないですが、腹腔鏡の手術ってのは普通の手術がきちんとできて、更にそれ以上の技術が必要で、何かあったらすぐに開腹手術ってのが基本なんですよ、どんな手術でもね。

3人もいて、そうしなかったってのは、考えられませんね、ホントに。
そういうのがあるから、福島県の産婦人科の事とかまでごっちゃにされるんですよ。

投稿: Dr. I | 2006年6月18日 (日) 01時35分

 naminoriさんご来訪ありがとうございます。実は、パスワードがわからなくてコメントができず、トラックバックをさせていただいた次第です。失礼いたしました。

投稿: >naminoriさん | 2006年6月17日 (土) 22時24分

 evidenceさんご来訪ありがとうございます。医学の発展に、さまざまな犠牲があるとはわかります。しかしながら、今回のような場合は、経験者の下で行い、腹腔鏡下でうまくできないならば開腹術に変更した方が良かったのではないかと思います。

投稿: >evidenceさん | 2006年6月17日 (土) 22時18分

 トラックバックには感謝します。しかし、人としての礼儀として一言ほしかったですが。

投稿: naminori | 2006年6月17日 (土) 19時18分

こんにちは。はじめまして。さて、技術を向上させようというだけで、無謀な手術をしたのは、ほめられたことではありません。ただ、実験的な治療で医学が発展してきた歴史と、そしてその恩恵にあずかる際に、犠牲になった動物や患者を、一市民として、どう総括するか、という視点も必要と思います。

投稿: evidence_of_psychiatry | 2006年6月17日 (土) 19時17分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/86468/2248553

この記事へのトラックバック一覧です: 慈恵医大青戸病院事件と医龍と川崎病:

» 「医療は暖かく医学は厳しく」が座右の銘。第1回日本小児科学会... [わたし大学病院を相手に医療裁判しました。]
「患者から学ぶ精神必要」〜「川崎病」発見で第1回日本小児科学会賞を受ける川崎富作さん(81)〜 「権威や地位とは無縁の生き方でした。」東京の日赤医療センターで40年間、一小児科医として過ごした。しかし、著した論文は、米国でも「20世紀に発表された医学論文...... [続きを読む]

受信: 2006年6月20日 (火) 15時48分

» これで罪を償う事になるのだろうか? [医者になる君へ、医者になった君へ]
青戸病院の腹腔鏡手術ミス、3医師に有罪判決 東京地裁「最低限度の技術ない」  東京慈恵会医科大付属青戸病院(東京都葛飾区)の医師の腹腔鏡(ふくくうきょう)手術ミスにより男性患者=当時(60)=が死亡した事件で、業務上過失致死罪に問われた元同病院泌尿器科医師、斑目(まだらめ)旬(40)、長谷川太郎(37)、前田重孝(35)の3被告に対する判決公判が15日、東京地裁で開かれ、栃木力裁判長は手術ミスと死亡の因果関係を認めて長谷川被告に禁固2年6月、執行猶予5年(求刑・禁固2年6月)、斑目、前田両..... [続きを読む]

受信: 2006年6月23日 (金) 21時58分

« ドクターズマガジン 医学部は崩壊する!? | トップページ | 東京マラソン2007 (Tokyo Marathon 2007)エントリー開始! »